JA青年部・女性協の食農教育

 食農教育の一環として、園児たちと焼き芋の食味会(JA前橋市) JA前橋市営農部は、JA前橋市前橋青年部とともに私立いずみ幼稚園の園児を対象に、JA前橋市アグリサポートセンター敷地内でさつまいもの食味会を開きました。(※平成25年12月3日実施)
 いずみ幼稚園では、幼稚園父兄会や地元生産者の協力のもと、田植えから収穫までの一貫した米作りなど食農教育に取り組んでいます。6月には、地元生産者や青年部、営農部職員の協力のもと、園児たちはさつまいもの苗の定植作業を体験しました。しかし、梅雨時の長い雨により土の中が水びたしになり、さつまいもの生育に影響が出てしまいました。
 自分たちが植えたさつまいもを収穫できなかった園児たちを励まそうと、営農部職員と青年部が協力し「さつまいもの食味会」を実施。園児たちのために用意したあたたかくておいしい焼き芋をプレゼントしました。焼き芋を食べた園児たちは「甘くておいしい」と、とても喜んでいました。
 JA関係職員らは「今日の出来事を言葉、文字、絵などで表現して、みんなのお父さん、お母さんに伝えてください。そして、農業の楽しいところを分かってほしい」と園児たちに呼びかけていました。



幼稚園園児たちにサツマイモ収穫体験

 JA前橋市前橋青年部とJA前橋市女性組織協議会は連携した食農教育学習に取り組んでいます。例年、JA前橋市本所近くの畑を利用し、市内の私立桃瀬幼稚園といづみ幼稚園の園児たちを招いてサツマイモの苗植えから収穫までの一貫した収穫体験学習を実施しています。
 6月の中旬頃に、青年部員と女性協役員、幼稚園の先生たちが園児たちに苗の植え方を教えながら一緒にサツマイモの苗を植えていきます。園児たちは「早く大きくなあれ」や「秋には大きいサツマイモを掘りたい」と願いながら、苗を植えていきます。
 収穫時期の10月中旬頃までサツマイモの生育を見守り、収穫作業に再び園児たちを畑に招き、一緒にサツマイモを掘ります。その時は園児たちの「すごい、いっぱい取れる」「大きいサツマイモが取れたよ」というような喜びの声で賑やかになります。また、女性協役員が収穫したサツマイモを材料に使いスイートポテトを作り、芋掘り作業を頑張った園児たちにプレゼントします。

園児たちと餅つき大会
(JA前橋市前橋青年部・JA前橋市女性組織協議会)

JA前橋市前橋青年部とJA前橋市女性組織協議会は、昨年12月に私立桃瀬幼稚園で餅つき大会を実施しました。
 園児たちは、青年部員や女性協役員らに教わりながら、杵とうすを使って、仲良く餅をつきました。園児たちがついたお餅を女性協役員がおいしいきなこもちに仕上げて、園児たちに振る舞いました。園児たちは「とてもおいしい」と喜んでいました。

小学校PTAや保護者たちと協力し、田植え体験学習
(JA前橋市宮城青年部)

 JA前橋市宮城青年部は、宮城小学校実習田(8㌃)で年間を通して子供たちに食農教育を実施しています。
 6月には、先生や保護者などの学校関係者、青年部員たちが協力して同小5年生たちに田植え体験学習を実施しています。5年生たちは裸足で田んぼの中に入り、先生や青年部員の合図に従いながらモチ米の水稲苗を手で植えます。
 10月の中旬頃に稲刈りの時期を迎え、青年部員や小学校関係者、地元の農事組合法人関係者らが協力して、5年生たちの稲刈り作業を支援します。5年生たちは、鎌を使って稲を刈り取ります。
 5年生たちが刈り取った稲は、JA前橋市宮城支所カントリーエレベータに搬入され、乾燥・調整を行い、籾摺りしたあとに、モチ米として5年生たちに送られます。
 このモチ米を使って5年生たちは、収穫に対して感謝し、餅つき大会を開いて、協力してくれた同小PTAや青年部員などを招待し、モチを振る舞います。また、宮城小では青年部を通して、収穫したモチ米の一部を社会福祉法人みやぎ会「あゆみの里」へ寄付しています。

青年部として地域に根付いた活動を展開(JA前橋市粕川支所青年部)

 JA前橋市粕川支所青年部は、今までにJA青年部が存在しなかった粕川地区において、同地区の青年農業者や新規就農者などを中心とし、平成21年5月中旬に設立しました。現在の活動としては、地元の市立月田小学校5年生に対して、米作り体験学習を実施し、食農教育事業に取り組んでいます。
 米作り体験学習は、小学校関係者や地元農事組合法人「月田」と協力して実施しています。6月初め頃に田植え作業を行い、管理に努めながら稲の生育を見守り、10月に稲刈り作業を行います。刈り取った稲は粕川支所ライスセンターで乾燥・調整されたのち、青年部が月田小学校5年生に手渡します。
 また、粕川支所青年部では地元の祭りなどのイベントに参加し、地元産の安全・安心な新鮮野菜のPRに努めるなど地域に根付いた活動を展開しています。