JA北群渋川Kitagunshibukawa Japan Agricultural Co-operatives
  
HOME > 営農 > ふくろう博士の営農情報 > 「コンニャク」の越冬栽培による生産性


 コンニャクを巡る情勢は厳しさを増しており、低コスト化のための技術が求められています。  
そこで、コンニャクの越冬栽培を行うことで農薬の削減、労力の削減、さらには収量増も期待できます。

【越冬栽培とは?】
 一年目春に生子を植え付け、秋に堀取りを行わず、ほ場で越冬し、二年目の秋に収穫する方法です。

【導入の利点】
 @労力の削減 一年目の堀取りと種芋貯蔵、二年目の土壌消毒・植え付け作業が削減できます。
 A費用の削減 一年目の貯蔵経費、二年目の土壌消毒を削減。
 B販売量が増加 こんにゃく特産センターでの試験では、慣行に比べ六十l増加。
※越冬栽培では、二年目が通常よりも密植になるため、反収が多くなります。
 C既存の施設で規模拡大 貯蔵が生子中心となるため、貯蔵庫の増築をしなくても規模拡大が可能となります。

【植え付けの株間は?】
 試験の結果、株間十a(二十a千鳥)の植え付けが一番収量がありました。


(図1)越冬栽培体系

【越冬栽培の注意点】
@凍害の注意
 ほ場の日当たりや標高によっては凍害の恐れがあるため、越冬栽培を行うほ場の選定に注意しなければなりません。また、凍害防止のために葉柄が枯れて出来た穴を塞ぐ作業が必要です。
A雑草防除
 越冬後、ハルジオン等の広葉雑草が繁茂するので、出芽前の雑草防除に注意が必要です。
 ※越冬栽培では二年目の出芽開葉が一週間ほど早くなります。培土や除草剤散布の時期を逃さないようにしましょう。
B病害発生の場合は中止
 一年目に根腐病が発生し、著しく減収する恐れがある場合は、一年目で掘り取ります。
C麦の播種
 一年目は畦間に麦の播種(まかないと二年目の培土時土が固くなります)し、二年目は全面には種(根腐病防除など)します。
D防除薬剤の総使用回数に注意
 越冬栽培は二年間で一栽培期間とカウントされます。農薬の使用回数が一回と記載されている物は、二年間で一回しか使用できません。他の薬剤とのローテーションや適切な防除を心がける必要があります。



(図2)越冬収量グラフ


越冬2年目のコンニャク


「ふくろう博士の営農情報」に掲載している情報は
渋川地区農業指導センターより情報をいただいているものです
また、機関紙「はばたき」に掲載している内容と同一のものです



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