JA北群渋川Kitagunshibukawa Japan Agricultural Co-operatives
  
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 水稲育苗管理

「中苗の条件と健苗の目安」

 昔から「苗半作」といわれているように温度管理・水管理に留意してしっかりした苗(ずんぐり苗)作りが稲作の基本です。
●中苗の条件
・草丈は十五〜二十p
・葉齢(完全葉)は三.五〜四.五枚
●健苗の目安
・第三葉は十二p程で、葉幅が広くピン と直立している
・第二葉は十p未満で、葉先まで完全に 緑色を帯びている
・第一葉が枯れ上がっていない
・腰が太い
・冠根が多く出ている
・根が太く白色であり、良く絡んでいる。
「温度管理」
ビニールプールや水田に苗を広げる場合、最初はできるだけ保温に努め、葉令が進むのに従い、徐々に温度を下げます。急激な温度変化はムレ苗の原因になるので夜間の保温と日中の高温に注意します。
●4月〜5月中旬播きでは、寒冷紗+保温シート(ビニールシート等)のトンネルとし、日中は寒冷紗で被覆し、夜間は寒冷紗と保温シートで被覆しましょう。
●温度管理は、出庫から十日間は一五〜二五℃、十日以降は一〇〜二五℃を保ちます。著しい低温(5℃以下)が心配な時は、二重に保温シートを掛けるかムシロ・コモ等で被覆しておきましょう。

●保温シートは必ず朝のうちにめくって、30℃以上にしないようにし、夕方は早めに保温シートをかけます。
●トンネル育苗の場合、田植え3〜4日前のなったら被覆資材をはずし、外気に十分慣らしてから田植えをします。

「水管理」
●かん水は朝おこなうようにしましょう●出庫後、苗をビニ―ルプ―ルに広げる時はいきなり水を張らずに、緑化するまではジョ―ロで上から灌水します。
●ビニールプール育苗では、水がなくなってから半日位おいてから水を補給しするような水管理で根腐れを防ぎます。

「追 肥」
●移植前に肥切れ(黄化)がみられたら、
葉色があまり落ちないうちに、一箱当たり水一リットルに硫安4〜5gを溶かして散布します。散布後は葉焼け防止のため、付着した硫安を必ず洗い流します。
「立枯病」
●カビが発生した場合は、水を切り、寒冷紗等をはずし、直射日光に当て、通気をはかり、必要に応じて殺菌剤を散布します。
「老化苗・徒長苗を防ごう」
中苗の播種量は一箱当たり一00g(乾籾)、育苗期間は三十五日程までが基準です。これより長い期間育苗すると老化苗になりやすいので注意しましょう。


 イネミズゾウムシ
近年、イネミズゾウムシの幼虫による欠株被害が多くみられていますので注意しましょう。

「発生と被害の様子」
幼虫による被害のようす 抜き取ると,根が食害され新根がほとんどありません。

生育不良な水田では,六〜七月ごろ株を抜き取り水中で根をよく洗うと,水面に大きさ八ミリ程度の乳白色をした幼虫が浮上してきます。
成虫による被害の様子

葉脈に沿って線状の食痕が残り,水田では日中でも成虫が認められます。
イネミズゾウムシの成虫

食害の盛期は五月下旬〜六月上旬であり,その後は密度が減少し,八月末には寿命がつきるため成虫はみられなくなります。
「防除対策」

・あらかじめ育苗箱に薬剤を施用してお くと田植後の成虫および幼虫被害を防 ぐことができます。
・平野部より丘陵地,山間地など越冬に 恵まれている場所は多発生しやすいの で注意します。
・周囲に山林がある山間の水田は,越冬 場所に恵まれて多発生しやすい。
・田植え時期が周辺より早いと被害が大 きくなるので,注意します。
・なるべく浅水あるいは節水管理につと め,根を健全に育てます。
・成虫の食害発生田ではイネの生育に影 響のない範囲内で早めに中干しを行な うと幼虫による被害を軽減できます。

「ふくろう博士の営農情報」に掲載している情報は
渋川地区農業指導センターより情報をいただいているものです
また、機関紙「はばたき」に掲載している内容と同一のものです



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