新 健康一番 C

血液のお話 私も、いまいち、血行・循環不全かな?

 私たちのからだの60%は水でできています。心臓から出て全身の血管を循環している血液だって、もちろん水が一番の主成分です。ご存知のとおり、呼吸とは血液が肺でからだに必要な酸素O2を吸気から取り込み、動脈血として全身へ運び、逆に、不必要になった二酸化炭素CO2を静脈血として全身から集め、呼気へ排出することです。また、血液は胃腸で消化・吸収された栄養も肝臓を通して全身へ運びます。

 しかし、血液には他にも忘れてしまうほど地味な、でも、からだにとってとても大切な仕事がたくさんあります。そのひとつが毎日、私たちのからだに溜まるゴミである老廃物を全身から集め、腎臓から尿として余計な水分とともに排出することです。老廃物とは、疲れ・痛み・熱感のもとであり、筋肉などのからだの一部に長時間、多く溜まれば、頭痛・後頚部痛・肩こり・腰痛・手足のしびれなどの局所の症状を引き起こし、全身に広く溜まれば、だるさ(倦怠感)・疲れやすさ(易疲労感)・微熱・精神的疲労感を招きます。また、これが長年からだに蓄積すれば、老化が加速してしまうのです。ですから、血液の循環・血行が良いと、からだのいろいろな不調な症状や老化の進行を予防・軽減して、心身ともに健康で元気な状態を維持できるわけです。逆に、慢性的な血行・循環不全は、前述の症状の他にもめまい・立ちくらみ・動悸・冷え性・便秘などの原因となりえます。というわけで、血液の循環・血行の促進には、いつも意識してお茶などの十分な水分を摂り、やや急ぎ歩きの散歩や体操などの運動習慣を身につけることが大切です。これは良い生活習慣の代表といえます。栄養のバランス・休息・睡眠に加えて、いつも十分な水分摂取に気をつけると、風邪の予防と早期回復にも予想以上の効果があります。

 この連載記事も今回でちょうど4回目です。うまく「起承転結」となりましたでしょうか?

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JA群馬厚生連 医長     

 医師 黒岩 雅哉

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毎日、県内各地の健診会場で皆様にお会いしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。日頃の健康や病気に関する不安や疑問がありましたら、郵便・FAX・E-mail等で、何でも私にお尋ね下さい。わかりやすくていねいに、ご説明致します。


平成5年群馬大学医学部卒

専門

 内科一般・脳神経外科・健康管理・予防医学・公衆衛生学・産業医